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  若女将お宿日記
▲若女将「お宿日記」

土地柄と人情と ----

[2006/6/29(木)]
旅館で働いていると、日々、全国色々な地域の方との出逢いがあり、そのなかで来られた地域からの“土地柄”を感じることもあります。例えば同じ関西圏でも、姫路と神戸と京都と北大阪と南大阪と、なんとなくですがそれぞれに土地柄に沿った雰囲気があることを、長いスパンのなかでおおまかにですが感じるようになってきました。昨日は浅草からのお客様達がいらっしゃって、やはりちゃきちゃきの江戸っ子気質というかそんなものを感じながら羨ましさや眩しさを感じながら、色々とお話させて頂きました。この鳥取県米子市という地域にもやはり“土地柄”はあって、山陰地方のなかでも“あけっぴろげ”というか・・・(笑)そんな人懐っこい気質があるようです。自然環境や立地環境や、それから培われてきた文化環境などで育まれてゆく“土地柄・人柄”。そしてそのことがその地域の住民にとっては1つの誇りになるということがあるような気がします。方言などのように。“人”を誇りに思える地域文化はいいものですね。

菊乃家のルーツ ----

ICON画像 [2006/6/28()]
菊乃家のルーツが「菊水旅館」というその昔あった旅館にあるということは知っていたのですが、それよりも前に、「菊水」という旅館とその女将をしていた“かめのさん”という方の存在とを、最近になって祖母から聞く機会がありました。その“かめの”さんという方、私の曽祖父の姉にあたる方なのですが、いわゆる女傑のパワフルな人だったらしく、「菊水」を創業したのは昭和元年に、という皆生温泉のなかでも最も古いはしりの旅館だったとかなんとか。その旦那さんの“織田収”さんという方の名前は地元史などで聞いたことがあったのですが・・・。と、とりとめのない日記になってしまいましたね。先月ぐらいにその話を聞いてからもっとその人のことを知りたいなあと思っていたら、そんなときには何故かタイムリーにそんな情報が入ってくるものなんだなあと。そんなことが最近たて続けに起こりました。継承者の立場にとって、起業者・創業者のパワーは、ただただ凄いと思ってしまいます。

遠きに行くに必ず近きよりす ----

ICON画像 [2006/6/25(日)]
今日は反省の気持ちも込めた日記です。先日、誕生日にお祝いをして頂いたり普段もとてもお世話になっている方の誕生日を、当日の夕方にご本人さんから仕事のお電話があってもそれでもうっかり忘れかけていた、ということがありました。やっと気付いた夜の7時半頃。そこからできる限りに必死になって色々な事を段取りして。結果的にはお願いした知り合いのレストランオーナーさんからの素敵な演出もあり、素敵な一夜になったと喜んで帰っていただくことができました。そしてここからなのですが、こうやってお宿日記などで“お客様への心からのおもてなし”などと声高に言っていても、実際の自分はまだこうやって身近な人への思いやりについての行動が伴ってはいなかったではないか、という激しい自省の念にかられたのでした。目の前のこと・身近なことから大切にしなければ、何事もいけないなあと。改めて。今日のタイトルは最近はまっている禅の言葉から、今日の内容に近いものを見つけ出してみました。

緑雨 ----

ICON画像 [2006/6/22(木)]
今、紫陽花が町の至るところで真っ盛りですね。先日に三朝温泉での会食の機会があって、久しぶりに国道9号線を走っていましたら、本当に沢山の紫陽花達が目を楽しませてくれました。今日は久しぶりに雨です。歓んで紫陽花が綺麗になってゆきます。
娘さんのご結婚前にご両親と三人での親孝行旅行、というお客様が昨日いらっしゃいました。お嬢様には昨年にもお越し頂いたことがあって、その際の印象が良かったために今回こうして貴重な最後の旅行先へ当館をお選び頂いたとのこと。誰かの想い出になれるというのは幸せなことです。
新緑の頃に降る雨は「緑雨」。少し前の季節の、青葉の頃に降る雨でしたら「翠雨」というそうです。色つややかな青葉をよりつややかにして注ぎ降る初夏の雨たち。そんなふうに思うと、今日の町は潤って見えてきます。

花菖蒲 ----

ICON画像 [2006/6/17(土)]
今年も当館玄関前で菖蒲の花が咲き始めました。よく言われる「いずれあやめか、かきつばたか」という言葉のように、私もアヤメとカキツバタとショウブの違いが分からなかったので少し勉強してみました。花びらの付け根の部分が 黄色なのが「花菖蒲」、白なのが「かきつばた」、編み目状の模様があるのが「あやめ」、というのが一番見分けやすい方法だそうです。 菖蒲の花は一見は高貴なようでいて、滝や雨に濡れている姿からは「そこはかとなさ」も感じられて、なんだかこれぞ日本の花!とも思えてきます。

雨上がりの夕焼け ----

ICON画像 [2006/6/16(金)]
昨日の皆生海岸の夕焼けです。実際は凄く綺麗だったのですが、写真になると少しグロテスクになってますね。笑。スタッフが遊歩道まで出て撮ってきてくれました。当館前から西側、境港のある弓ヶ浜半島を眺めた絵になっています。このほかにも何枚かあって、夕焼けどきの空というのは刻一刻とその色合いを変えてゆく不思議なひとときです。
今の季節、美保関の灯台が遠くで小さく灯り始める頃、水平線には漁火が並びはじめます。この景色もご覧になりにお越しになってみてはいかがでしょうか。

紫陽花の想い出 ----

ICON画像 [2006/6/15(木)]
入梅したというのにしばらくイイお天気が続いていましたが、今日からまた雨模様になってきました。紫陽花の花々は、やはり雨の雫に濡れてこそ青味がかった花弁の色も映えてくるように思います。
紫陽花といえば、以前に勤めていた会社を退職する際の送別会で、当時の社長から頂いたプレゼントが「墨田の花火」という種類の紫陽花の鉢植えでした。いつまでもキラキラしていね、なんていうメッセージカード付で。
考えてみれば、当時は新卒で社会経験もなかった私は、先輩方をびっくりさせるようなことを沢山やらかしてご迷惑も一杯お掛けしてしまっていました。私自身も、この会社でまだ一人前にもなれていないうちに家業に戻らないといけなくなった、ということで申し訳い気持ち一杯でその日を迎えていました。最後の挨拶でもその気持ちを吐露してばかりの挨拶だったことを覚えています。そしてそれを受けて社長が私に向けて仰った言葉が今でも心に残っています。「柴野さんは私達に対して少しでも報いたいという気持ちがあるようだけど、それはあなたがこれから菊乃家でお客様に一生懸命に接することで、今まで一緒に働いた私達にもきっとかえってくることだと思う」・・・とそんな言葉だったと思います。こうやって今日のお宿日記を書きながら当時のことが思い出されてきてなんだか元気が出てきました。笑。初心忘れるべからず、ですね。紫陽花を見ると思い出されるエピソードでした。

従兄弟の結婚式に出席して ----

ICON画像 [2006/6/12(月)]
先週から続々と全国各地で入梅が発表されましたね。こちらも8日に梅雨入りしました。今日は朝から梅雨の晴れ間の気持ちのいい青空。新緑の緑もすっかり濃くなってきています。季節は初夏へと。
週末は会社を空けないようにしているのですが、この週末は従兄弟の結婚式で大阪へ行っていました。同時にその足で大学卒業以来に久しぶりに祖父母の家へも泊まりました。大阪の従兄弟や祖父母、というのは、幼少時代に夏休みで旅館が忙しい時期にはいつも子供達だけで遊びに行っていたところで。今回結婚した従兄弟は、男兄弟のいない私達三姉妹のお兄ちゃん的存在であったり、祖父母の家の庭はクワガタや蝉を捕って遊んだ想い出の場所であったりして、束の間とっても懐かしい気持ちに浸って帰ってきました。
今回はガーデニング形式のブライダルだったのですが、こういったブライダル産業においても、関わる全スタッフのホスピタリティ精神なくしては成功し得ない場所であって、私達旅館産業とも繋がるところが多々あるなあなんてことも思いました。
なんにしても、孫の幸せそうな姿を目を細めて見ていた祖父母の姿がとっても印象的でした。幸せなシーンに立ち会うことができるというのは、素敵なことですね。

異業種交流 ----

ICON画像 [2006/6/8(木)]
今日は久しぶりに午後から雨が降りだして、夕方頃には土砂降りになっていました。久しぶりの雨でこんなに降ってくれたらかえって気持ちがいいですね。
商工会議所青年部に昨年の4月から入って1年ちょっとになります。今日は片山知事を講師に招いての例会で、道州制や構造改革についての話など、聴いていて為になる話がとても多かったです。私は知事の講演を聴くのは初めての機会で、やはり何事も新聞やインターネットなどの文字からの情報だけではなくって実際にそのかた本人に出会ってその熱意だったり想いだったりを見て聴いて、こそ、分かることもあるということを改めて思いました。
ちょうど先日も、昨年度は日本商工会議所青年部の会長を米子YEGから輩出したということで、その前会長の慰労会がありました。とても素敵な雰囲気の会でした。県外からも昨年1年間一緒に全国を廻られていたという方がサプライズゲストとして来られていて、会も一段落して談笑となっている時間のときに、それぞれの地域でのまちづくりについて熱く語り合っておられる光景を目にして、じんわりと嬉しいような気持ちになったのでした。日本全国、地元への愛は共通ですね。
片山知事も仰っていました。日本は変われる、と。“できる”と信じれるからこそ、何事も頑張れるのかもしれません。

「偶然」への考察 ----

ICON画像 [2006/6/3(土)]
この間また久しぶりに美保関に行ってきました。携帯電話で撮った写真なので画像が粗くて残念です。。。海の青さと、白波と雲の白さと、空は優しい水色と。そして山の緑は今、新緑真っ盛り。やはり、気持ちのいい岬でした。
世の中って素敵な偶然の積み重ねで今があるなあと思う今日このごろです。村上春樹さんの本のなかで、物語構成では“偶然”を使うのはあまり良くないとされているけど実際のところ現実世界では偶然がいっぱいとあるものだからこの作品のなかで自分は敢えて偶然ばかりでストーリーを組み立てる、というコンセプトの本がありました。それを読んでから生活の中の、偶然、に敏感になれてきた気がします。笑。菊乃家のHPに訪れて頂くことになる偶然と、更にそこから広がるご縁の偶然と。これからも素敵な偶然をこの場所で積み重ねていきたいなあと思うのでした。

インバウンドのこと ----

ICON画像 [2006/6/1(木)]
今年に入って、昨年よりも個人での外国からのお客様が少しずつですが増えてきているようです。そしてそんなお客様はインターネットをご覧になって、というパターンが多くあります。
先日頂いた意見のなかでなるほどなあと思ったものがありました。十年ほど前に今の日本と同じように、イギリスでも国内旅行とインバウンド政策について言われていたとのこと。60年代にかけて航空機が発達したことて国内旅行の低迷と国外旅行の増加が起こった、と。そこでイギリスでは「これは世界的に共通する傾向でありそれによって世界の旅行のバランスはとれていると解釈し、インバウンドの促進に努めて」今に至るそうです。
もちろん、地元や国内の多くの方々にファンになっていただき繰り返しお越しいただけるような場所になっていきたい、ということは前提としてあります。同時に、今世界で起こっているこういった大きな流れも分かっていないといけないんだろうなあと、そんなことを思ったのでした。その為には、観光立国として成功しているスイスのような、シャワー効果としての富裕層のニーズにも対応でき得るハード面とソフト面両方の体制が街としても必要だろうし、それは自館としても言えることのように思います。
何事も起こっていることは現場から。現場で起こっている流れを感じる気持ちは忘れないようにしたいです。


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