[2006/6/1(木)] 今年に入って、昨年よりも個人での外国からのお客様が少しずつですが増えてきているようです。そしてそんなお客様はインターネットをご覧になって、というパターンが多くあります。 先日頂いた意見のなかでなるほどなあと思ったものがありました。十年ほど前に今の日本と同じように、イギリスでも国内旅行とインバウンド政策について言われていたとのこと。60年代にかけて航空機が発達したことて国内旅行の低迷と国外旅行の増加が起こった、と。そこでイギリスでは「これは世界的に共通する傾向でありそれによって世界の旅行のバランスはとれていると解釈し、インバウンドの促進に努めて」今に至るそうです。 もちろん、地元や国内の多くの方々にファンになっていただき繰り返しお越しいただけるような場所になっていきたい、ということは前提としてあります。同時に、今世界で起こっているこういった大きな流れも分かっていないといけないんだろうなあと、そんなことを思ったのでした。その為には、観光立国として成功しているスイスのような、シャワー効果としての富裕層のニーズにも対応でき得るハード面とソフト面両方の体制が街としても必要だろうし、それは自館としても言えることのように思います。 何事も起こっていることは現場から。現場で起こっている流れを感じる気持ちは忘れないようにしたいです。 |