[2006/8/13(日)] 私は、夏が終わりはじめを、自宅の庭から‘つくつくぼうし’が聴こえることで意識しはじめるのですが、昨日のお昼頃から少しずつ聴こえてきました、つくつくぼうし。実際には海水浴場では連日の好天気で大賑わいなのですが、全国的には季節の進み具合の感覚はどうなのでしょうか。 最近まで自分はどちらかというと「海の子」だと自負していたのですが、祖父が愛していた自宅の庭のなかで駈けっこしたり季節を感じてきていることに改めて意識してみたり、これまた祖父なのですが、獲ったどー!という感じで大きな葉ワサビや松茸や時には雉を何羽もぶら提げて帰ってきて猟仲間の方達と鍋を囲んでいるなかに混じってはしゃいでいた幼い頃の自分を思うと、、、「山の子」っぽいところもけっこうあるのかもなんて最近思うようになりました。本当に美味しい料理はきっとそんな自然素材を真直ぐに使った料理であったりして。祖父が創業当時から目をかけ今でも職人気質で残ってくれている安部調理長には、そんなスピリッツが宿っていることを、ちょっとした出汁の味付けなどからでも感じることがあります。 |