[2006/12/6(水)] 「10年以上前にこちらに泊まってこれを頂いて以来、今まで大事にずっと持っていたの。このあいだお邪魔したときは今回亡くなった主人が一緒で、ここは主人との思い出の場所だったから来てみたんですけど、、、遠いところねえ!」とご到着になるなりオリジナルキーホルダー(今となってはプレミアもの)を握り締めながら一生懸命にお話になる奥様のお越しは、なんと東北は仙台市からでいらっしゃいました。当時の宿の主人(おそらく祖父か叔父ですね)が自ら獲ってきた岩牡蠣を出してくれたことにご主人様が感激されていたとのこと。最寄の旅行会社さんに行かれてキーホルダーをそこでもお見せになって力説してくださったらしいのですが、こんなご縁ができるのも、「旅」に携わる仕事、場所、だからこそなのだろうなと今夜はなんだか感慨深さが込み上げてくるようでした。今お渡ししている「オリジナル爪切り」もいつの日かこんなエピソードを生んでくれるようにと今日も菊乃家は日々のおもてなしに励みます。 |