[2007/9/26(水)] コスモスの花は大女将の一番好きな花で、当館の絨毯の柄もコスモスの花をあしらった模様で彩られています。お彼岸過ぎてすっかり涼しくなりましたね。9月の季節の素晴らしさは、コスモス畑もさることながらやはり黄金色に輝く稲穂のように思います。夕暮れ近い日差しのなかで黄金色に輝く稲刈り直前の田んぼの風景に心躍るのは、五穀豊穣を祈る古来の遺伝子が今でもどこか残っているからでしょうか。 今、皆生温泉など鳥取県西部でも新しい観光スタイル確立を目指して動き始めていますが、地域一帯のなかで農業などを巻き込み環境保全も叶えられる観光スタイルが完成されていくことは国内旅行の喚起だけを目指しているのではありません。観光の面からでも海外との流れが促進され地域活性化に繋がるという国を挙げて掲げられているデザインが、今、全国各地で少しずつかたちになってきています。地方が活性化されることで地方からの海外旅行客も増えるその両方を実現することが国の掲げる観光施策であり、ヒトも物もお金も地方からの世界流通となることが自分の生きているあいだに叶えられれば・・・と。趣ある“田舎”の風景に囲まれながら思ったのでした。銀色に輝くススキもまた綺麗ですね。 |